坐骨神経痛は筋肉に原因があることも

文責:院長 柔道整復師 城田 佳昌

最終更新日:2024年10月28日

1 坐骨神経痛とは

⑴ 下肢のしびれや痛みは坐骨神経痛の可能性がある

 生活をする中で、原因がはっきりと分からないのに腰から足にかけてしびれたり痛んだりしているということもあるかと思います。

 このようなしびれや痛みは、坐骨神経痛の代表的な不調だといわれています。

 そのため、下肢にしびれや痛みを感じている場合には、病院もしくは接骨院で一度検査を受けてみることをおすすめします。

 

⑵ 坐骨神経痛は坐骨神経が刺激を受けることによって起こる

 坐骨神経は、腰あたりから爪先まで伸びている、人体の中で最も太くて長い末梢神経です。

 坐骨神経痛は、この神経が圧迫などの刺激を受けることによって起こります。

 坐骨神経は臀部や太ももの筋肉の中を通っている神経であるため、この神経が刺激を受けると、腰や臀部、太ももなどに痛みが生じます。

2 坐骨神経痛の原因

 坐骨神経が圧迫される原因としては、腰椎椎間板ヘルニアのような病気の他に、骨盤にある上半身を支えるための仙腸関節や腰椎の異常、筋肉が緊張することによる血流の低下などが挙げられます。

 上記のような関節異常や筋肉の緊張は、スポーツや長時間のデスクワーク等による腰への過度な負荷や、加齢による筋肉や関節の衰えなどが要因となるといわれています。

 坐骨神経痛が生じると、その痛みやしびれによって筋肉がこわばり、固まった筋肉がさらに血行不良を起こすという悪循環になってしまう場合もあります。

3 坐骨神経痛を改善するためには検査を受けることがおすすめ

 坐骨神経痛の原因となっている病気が隠れていることもありますので、まずは、病院もしくは接骨院で検査を受けていただくとよいかと思います。

 接骨院では、検査で分かった原因に応じた施術はもちろんのこと、一人一人のお身体に合わせたオーダーメイドの施術を受けることができます。

 当院では、手技や施術機器の他、漢方マッサージや鍼灸施術といった多様なアプローチ方法で、原因となる筋肉の緊張や血流改善を目指します。

 ケガの状態やそれぞれの方のお身体に合わせて施術を行うだけでなく、ご要望があればそちらを反映させた方法に変更することも可能です。

 また、なるべく重たいものを持たないようにする、長時間同じ姿勢をとることを避ける、激しい運動は避ける等、施術を受けている間以外にも意識できることはあります。

 しかし、お仕事や生活習慣の都合上、どうしても腰への負荷を避けられないということもあるかと思いますので、このような場合にもどうすればよいのかをアドバイスさせていただくことも可能です。

 このような日常生活の過ごし方に関するアドバイスや改善のための適切な通院ペースについてお伝えしていますので、それを意識してみることでより改善を目指していただくことができるかと思います。

 坐骨神経痛でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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